幸せに「なる」のではなく、幸せを「感じる」こと

身体の不調

幸せになりたい。誰もがそう願ったことがあるかもしれません。
かくいう私も、中学時代の文集の将来の夢というテーマに「幸せになる」と書いたことを鮮明に覚えています。同級生のワタナベ君がそれを見て「お前ならなれるよ!」と言った一言が今でも心に力強く残っています。

「幸せってなんだろう?」と心の片隅にずっとあった疑問を20年たった今、自分なりに考察してみました。

今回、参考にした著書は身体心理学者の山口創さんの「幸福感の法則」


幸福感の法則 4つの幸せホルモンを増やすポジティブ心理学 [ 山口創 ]

私は心理学とマッサージが好きで、この二つにはどこか繋がりを感じています。
身体の中のホルモンを理解し、活用することが私達を調和してくれるヒントになるのでは?と思い読んでみました。

幸せはコントロール出来る

幸せってなんだろう?と考えた事はありますか?

幸せだなぁと感じる時はどんな時でしょうか。

山口先生(以下、先生と記載)は大学生235人を対象に「幸せを感じる時はどんな時ですか?」とい質問に対する回答を分析しています。
結果、【美味しいご飯を食べる】また【好きな人と一緒に食べる】が多く
更には【友人や家族と一緒に過ごす】、【ゲームを達成する】も含まれていました。

この結果に先生は4つのホルモンが関係している事をあげています。
以下、4つをDOSE(ドーパミン・オキシトシン・セロトニン・エンドルフィン)4つの幸せホルモンと呼びます。

先生はこれらの4つのホルモンは、自分で分泌させることができ、即効性がある事に着目します。
巷には、多くの幸福論について書かれた書物が溢れているが、幸せを感じる時は人それぞれで一般化することはとても難しい。

ならばDOSEを利用して、日常で誰でも少し意識して行動を変えるだけで幸せを感じられるような工夫をしてみる事が幸福の近道だと説いています!それに多くの研究によると、幸せを感じる時の要素の中で遺伝的な影響は小さく、3~4割程度だと。そして、環境的要因は6~7割。

つまり、幸せを感じる事は自分でコントロール出来る要因の方が大きいのです‼

幸せとは何かになる「存在」をイメージしていた私。
存在という見えない異次元に行くのではなく、幸せとは私たちの内側から湧き出てくる感情で心や肌を通して実感するものなんだと思いました。

幸せが近くにあるという言葉はそういう事なのかもしれません。

次は、簡単にDOSEの説明をさせてもらいます。その方が話がより理解しやすいと思うので!
各ホルモンをもっと詳しく理解して日常で活用したいという方の為に、別リンク貼っておきます。
(只今、準備中の為今しばらくお待ちください。)

◎ ドーパミン

皆さんも聞いたことがあると思いますが、実際どういった働きがあるのか知っている方は少ないかもしれません。
よく「快楽物質」と思われている方もいるのですが、これは間違えです。私も間違えていました。
先生曰く、ドーパミン自体が快楽をもたらしてくれるわけではなく何かの報酬を期待している時に分泌される「期待物質」なのだそうです。

特徴:過去に成功した体験の記憶をもとに、将来の予測が外れるかもしれないようなときに、目標や夢に向かって意欲的に行動するときに分泌される。

例:釣り、麻雀、宝くじ、ルーレット、ガチャガチャ、クレーンゲーム、競馬、競艇

過剰分泌:ドーパミンは脳を興奮させるように作用する為、大量に出ると自分の意思から離れて、興奮や快楽を求めるようになります。そして、常に多くのドーパミンを求めるようになる結果、依存症になりやい傾向があります。

不足状態:ドーパミンは「動くこと」と関わっているからこそ、人はご褒美を求めて追い求めます。それが欠乏するという事はうつ病やパーキンソン病につながる可能性が高い。

◎ オキシトシン

オキシトシンが脳内で分泌されると、人を信頼したり、人と親密な関係を気づいたりするため「絆ホルモン」呼ばれている。

特徴:人の生涯のライフステージのそれぞれの段階でオキシトシンが作用しているからこそ、信頼関係に基づいた相互扶助の社会が成り立つのです。

過剰状態:子供を守るなど攻撃性が増える場合がある

欠乏状態:周囲からの信頼を失ったり、不安や孤独を感じるようになる。

◎ セロトニン

交感神経と副交感神経の2つの調節をする働きを活性させることで、不安やストレスから緩和して心のバランスを整えてくれています。例えば、脳内の神経に存在していると言われる2%のセロトニンが起きている時にスッキリした意識にさせてくれり、身体を活性化させる、痛みの感覚を抑える、抗重力筋に働きかけをしてくれています。

過剰分泌:「セロトニン症候群」という症状が出る可能性があり、吐き気や嘔吐、震え、高熱といった症状です。

欠乏状態:寝起きが悪い、些細なことで痛みを感じやすい。抗重力筋に対する働きが弱くなる為、背中が丸まったりどんよりと締まりのない表情になってきます。更に、セロトニンは不安や緊張、怒りなどを抑制していることから、これが不足すると感情を抑制する力が弱まることからキレやすくなります。

◎ エンドルフィン

身体が痛みを感じると、身体は緊急事態とみなして痛みや苦痛を和らげるために分泌します。
この痛みとは大学受験や難しい課題、フルマラソンを走っている時の様に「苦しいけどあともう少しだ」といった状況の時にエンドルフィンが痛みを和らげてくれるイメージです。また、人に褒められたり、認められた時にもエンドルフィンが作用し幸福感を味わえます。

過剰分泌:身体の痛み「危険な事態が生じている」という警告信号に最良の決断を下せなくなる。

欠乏状態:エンドルフィンは人と人を結びつける大事な役割も持っており、欠乏すると自閉症、依存症、離人症などの行動や、うつ病や慢性的な痛みにつながる可能性があります。

幸せを感じる感覚を高める方法

ここまで読んで下さってありがとうございます。
何となくDOSEが幸福感と関係しているんだなと理解出来たでしょうか?

もっと深く知って活用していきたい方は別の記事をご覧ください。(只今、準備中)

さて、DOSEが私たちの幸福感と密接に関わっていることは分かりました。
次に、理解して頂きたいことが分泌させていく順番です。

結論から言いますと、まずはドーパミンを増やす事が大切です。
理由は、DOSEの内ドーパミンだけが行動の「原因」になっており他の3つのホルモンはある行動をした「結果」として分泌されるという違いがあるからです。

ドーパミンはまず行動を起こす原動力として私たちにエネルギーをもたらしてくれます。何かを追い求めてそれを達成しようと夢中にさせてくれます。その結果、目標を達成した瞬間にエンドルフィンが分泌し至極な気持ちになって行動をストップさせてくれます。
すると、脳内はバランスをとろうとするため、ドーパミンが増えると今度は癒し系のホルモンであるセロトニンやオキシトシンが分泌されるという流れが起きます。

こういった流れをふまえて先生は行動が先か心の安定を最優先するか考えました。
心の安定が出来たからと言って親しい人と仲良くする気持ちが生まれるとは限らない。親しい人が出来たからといってドーパミンを分泌させるようなドキドキワクワクするような目標が出来るとは限らない。セロトニンの心の安定だけで止まってしまったり、オキシトシンによる仲良く出来る友人がいれば満足という人もいる。

だから、まずは目標を持ってドーパミンを最優先にすることが、幸せを感じる為には大事だと説いています。

私も自分の人生を振り返ると、心の安定だけを得ている時はそれはそれで幸福感に満たされていたと思う。反対に心の安定より行動ばかりの生活は心が安定していなかった様に感じます。
メリハリという言葉がありますが、行動→癒しを意識することが必然とホルモンもドーパミン→オキシトシン・セロトニン・エンドルフィンが分泌して幸福感を得る事が出来るんだと感心しました。

外側の誰かの成功体験を真似したりするよりも、やっぱり自分の身体を理解し上手に活用する事が幸福への近道なんだと改めて思いました。

まとめ

自分らしく生きる為には「世の中の常識」や「普通」から解放されて、「個人の本質(内側)」と「環境・身体(外側)」を理解し調和してこそ得られると私はこのブログを通して発信しております。
今回は更に深く身体の内側である幸せホルモンについて理解することで、私たちの身体(外側)を調和させることが可能になったと感じています。

今後はホルモンの観点からもご相談の際にお伝えできればと思います。